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20110310 cats sleeping
地震前日。
平和なシロとキキのお昼寝。
いつもどおり、でした。
20110311 shelves
3月11日地震のそのとき、
工房はバーナーと電気窯をつけて作業中。
今月末に行われる予定だった(中止になりました)
催事にむけての準備でした。
ご覧の通り、背の高い本棚がことごとく倒れ
工房の中は足の踏み場もない状態に。
幸いにもすぐにバーナーの火を消せ、
熱された窯を工房の外に出せたため
火事になりませんでした。
20110311 SHIRO
揺れている中、シロは安全な木の上にいてくれました。
大工さんがつくってくれたキャットタワーは安定感抜群。
地震でも倒れる危険は全くありませんでした。
心配だったのはキキのほうです。
キキはヒーター近くで寝ていたところに
棚が倒れ込みました。
棚は途中まで私がおさえていたのですが、
窯を屋外へ移動しないと大変なことになると思い
そちらにかかりきりになっている間に倒れてしまったのです。
いくら呼んでも出てこず
鳴き声ひとつたてないキキ。
壁際のガラス棚の後ろ、ほんとに狭い隙間で
恐怖のあまり動けないでいました。
キキの無事が確認できたのは夕方で
あたりは暗くなってきていました。
海岸部で大変な事態が起きているなんて
予想もつかない事でした。
20110313
次の日も余震が恐ろしく
工房の片付けに着手したのは日曜日。
収納は前の3分の1に減らし、
この機会にモノの整理をしています。

工房は若林区。
仙台でも被害の大きかった地区で
津波の被害を受け、死者の多数出た荒浜も遠くありません。
歩いて数分の区役所や小学校には
たくさんの避難者が身を寄せています。
断水もなく電気の復旧も早く
うちは被害が少なくてすみましたが
平和な日常に戻れるのはいつか、不安はつづきます。
失われたもののかけがえのなさを感じます。
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