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イギリスの大学にいたときにやった
その土地の砂から作る硝子の実験。
全3回の実験中最初のがこの写真に写ってます。
サンダーランドの砂浜の砂70%に
フラックスを混ぜたバッチ。
窯を傷める塩分、鉄分、有機物は
なるべく取り除いてあります。

無煙炭を燃料に焚き続けて数時間。
ガスバーナーを補助に使っても
1200度を維持するのがやっとでした。
昔の人がガラスを手にするまで
どんな苦労をしたか。
それには今では想像できないほどの
試行錯誤があったに違いありません。
耐火煉瓦やガスバーナーのない時代に
長時間高温を維持することの困難さ。
硝子がいかに得難く貴重なものであったかは推して知るべしです。

2番目のバッチはバンバラ産。
当時住んでた町から
60マイル北に白い浜があると聞き
連れて行ってもらった場所でした。
石英ばかりの白い砂は
同じ量のフラックスを入れても熔けにくく、
極々小さなスケールで硝子になった部分は
ほとんど色のない薄い水色。
透明な硝子でした。

3番目の実験は鉄分をわざと残したサンダーランドの砂使用。
鉄がフラックスとして働いてくれたおかげで
3回の実験のうちでは
一番硝子化が進みました。^ - ^
坩堝の最下部1cm、
緑色の硝子になったところ、
見えるでしょうか?

この3つの原ガラスには思い出もあり、
大切すぎて使えなかったのですが
一部を酸素バーナーで熔かしてみることに。

狙いは硝子化を少しでも進めること。
坩堝に入れると坩堝に接触する部分がロスになってもったいないので
太い鉄芯に原硝子のタネをとり、
炎の中で30分回転させながら融かすことにしました。
炎にかざすと小さな泡がたくさん発生します。

10分もすると、全体に火が回り、
石英の粒つぶが熔け
なめらかな質感になったようでした。

30分の加熱後に引いた細棒は
思ったよりもずっとザラザラ。
石英の粒の熔け残りが多いのです。
表面は温度が上がっても
中の方まで熱が伝わらなかったんでしょう。

これを使って小さなビーズを作りました。
写真はこれから撮るので
もう少しお待ちを!



すっかりポストが遅くなりましたが、
これがその写真。
石英の熔けきらない硝子のビーズ。2/20
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